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慢性的なコリはなぜ治りにくくなる? 鍵は自律神経とトリガーポイント

先日の記事で予告した、自律神経と慢性的なコリの関係についてです。

そもそも、なぜ「コリ」というものができてしまうのか。

筋肉には「収縮と弛緩」という、二つの働きがあります。
力を入れる時には、収縮。
力を抜く時には、弛緩です。

例えば、運動する時は、収縮と弛緩がバランスよく起こります。
弛緩する時には、血流がポンプのように筋肉の中を流れてゆき
必要な酸素と栄養が運び込まれます。
なので、慣れない運動で筋肉痛が起きることがあっても
運動で筋肉がこるということはありません。

筋肉の収縮は、体を支えている時にも起こります。
たとえば、椅子に座ってパソコンなどの作業をしている時。
姿勢を保つのに、首、肩、背中、腰の筋肉に
常に微弱な力がかかっています。

ここで、筋肉にずっと力を入れ続けたらどうなるかを、考えてみます。
たとえば、思いっきり握りこぶしをつくり、そのまま力を入れて握り続けます。
すると、腕の肘から先の筋肉が、だんだん疲れてきて、痛みが発生し
最後には力が入らなくなり、全身までへとへとになることでしょう。

座っていることで、すぐにこのようなことは起こりません。
しかし、少しずつ、本人が気づかないくらいに少しずつ起こる。
これが怖いのです。

ずっと力を入れ続けているということは
ずっと筋肉が収縮し続けている、ということです。

力を入れた筋肉は、硬くなります。つまり、ずっと硬い状態が続きます。
弛緩することが無いので、筋肉の中に栄養や酸素を運びこむはずの血管も圧迫され
血流が阻害されます。
すると、栄養や酸素不足に陥った筋肉は、ますます硬くなります。
この悪循環が続くと、立派な筋肉のコリが完成です。

これだけでは終わりません。

一時的にこった筋肉は、痛みや不快感を発生させます。
これは体の異常を知らせる重要なサインです。
ここで治療をすれば、コリはすぐに解消されるでしょう。
しかし、ガマンしてしまうとどうなるか。

人間の体は、非常によくできています。
脳には、鎮痛物質を出す機能が備わっているのです。
痛みや不快感から防御するための機能です。
ある一定の期間、コリや不快感を感じつづけると
脳が自動的に鎮痛物質を発し、コリを忘れさせてくれるのです。
これが
「何もしてないけど、いつのまにかコリが治った」
という状態です。

しかし、コリは治ってないのです。
もちろん、筋肉内の血流を良くする機能もフル回転で頑張ってくれますが
日々、仕事で長時間の同一姿勢でコキ使われている筋肉は
人間が自分で回復する力よりも、疲労によるコリが悪化するほうが、圧倒的に強いです。

鎮痛作用で一時的に忘れさせてくれたコリも、さらに硬くなり、再び痛みや不快感が襲ってきます。
もちろん、コリ自体は、最初よりもパワーアップしています。
また鎮痛しても、さらに悪化する。
この繰り返しで、慢性的なコリが立派に出来上がるというわけです。


さて、完全に慢性化したコリになってしまった筋肉は、何が起こっているのでしょう。


硬くなって、血流が悪くなっている。それだけではありません。
人間の筋肉は、収縮と弛緩をする。
これは、意識的に運動するほかにも、自動的に調節してくれる機能もあるのです。
その中の一つに、自律神経があるのです。

筋肉を使って疲労した後に、筋肉内の血流を良くして、回復させる。
これには、自律神経が強く関与していることが、分かっています。
ところが、慢性化してしまったコリはずっと収縮しつづけて、回復させるヒマがありません。
すると、自律神経の調節機能が狂ってしまうのです。

さらにもう一つ、重要なことが起きています。
慢性的にこってしまった筋肉は
硬い部分が、まるで火傷の跡や傷痕のように、硬い線維化組織になってしまい
二度と元には戻らなくなってしまうのです。
そして、この部分は治療である程度柔らかくなったり、小さくなったりしても
再び同じような刺激(長時間の収縮など)が加わると
他の組織よりも、元のコリに戻りやすい性質を持ちます。

これが「トリガーポイント」と呼ばれるものです。

たとえば、腕を回すと、肩甲骨の部分がゴリゴリいう方、いると思います。
昔はこんなことはなかったのに・・・と、たいていの方はおっしゃいます。

これは、トリガーポイントが出来てしまっている部分が、
動かす時に邪魔になってゴリゴリと音を発生させてしまっているのです。

このトリガーポイントは、いわば傷痕のような状態ですので
痛めた部分にも発生します。
たとえば、肉離れ、ぎっくり腰など・・・
一度ぎっくり腰をすると、クセになるというのは
ぎっくり腰をして、ちゃんと治さずにほおっておいたために
トリガーポイントが発生してしまった状態なのです。

慢性的なコリは、筋肉が硬くなり、血流が悪くなるだけでなく
自律神経の調節が狂い
トリガーポイントという特別に硬くなった部分が無数に発生したため
より治りにくく、再びコリやすくなってしまうのです。


ここまでに至ってしまった筋肉は、どうすれば治るか。


ストレッチ程度では、まず取れません。
筋肉は、「収縮=縮んだ状態」ではないからです。
縮んだ状態でも伸びた状態でも、コリが作られるのです。

たとえば、首の後ろや背中の筋肉が縮んだ状態というのは
思いっきり背中をそらせて、首を上に向けた状態です。
そのような姿勢で、パソコンのような座り仕事を長時間続けられる人は、いませんね。

逆に、猫背になってしまう方も多いでしょう。
猫背というのは、背中の筋肉が伸びた状態です。
伸びた状態で作られた筋肉のコリは、いくらストレッチで伸ばしても、取れません。

そもそも、自律神経の調整が狂ったり、トリガーポイントが発生してしまった筋肉は
ストレッチ程度では、一時的にマシになる程度で
ほとんど解消には役立ちません。

ストレッチは、治療ではなく、あくまでコリが慢性的になるのを防ぐための、予防策です。


となると、やはり治療をするのが一番なのです。

トリガーポイントを、直接刺激でき
自律神経の機能を調節できる鍼治療は
慢性的な筋肉のこりを取るのに、非常に適しているのです。

私の治療は、鍼を刺しっぱなしにして電気を流して放っておいて、おしまい、というものではありません。
こり固まってしまったトリガーポイントの一つ一つを、丁寧にやさしく刺激します。

鍼を入れると、まるで壁にでも当たったかのような感触があり
奥まで入らないのですが
無理やり奥に入れようとすると、痛みが出たり、刺激過多で後で悪くなりやすいので
こりの壁をやさしく刺激して、一度他の場所に移ります。
少し時間が経った後、再度同じ箇所に鍼を入れると
壁がなくなって、スーッと鍼が奥に入るようになります。
トリガーポイントが和らいでいるのです。

このような丁寧な刺激を、こった筋肉の一つ一つに施してゆくことで、
慢性的なコリの解消をしてゆきます。

ただし、あまりに酷いコリですと
ここまで丁寧にほぐしても、3~4日しか持たない、という方もいらっしゃいます。
自律神経の調整機能がまだ正常ではなく
筋肉が自分の力でうまく和らげられないので
トリガーポイントも、それに敏感に反応して、戻りやすい状態になっているのです。

そのような場合でも、最初のうちは一~二週間に一度くらいのペースで通っていただくと
自律神経も正常になり、トリガーポイントもやわらかく小さくなり
治療の効果が長続きするようになります。
体もこりにくくなってきます。

コリが取れれば、心身ともに元気が出て、やる気も出てきます。
ここで、再度悪くならないように、ストレッチや運動を習慣づけることができれば
さらに体は良い状態を維持できるでしょう。
もし、再度こってしまったとしても
早めに治療すれば、回数も少なくて済みます。

ただ、そこまで理想どおりにいかないのが現実です。
治れば再び無理をしてしまい、ガチガチのコリが慢性化してしまう。

でも、ご安心ください。
何度でも、治療すれば良いのです。
体は、いつでも元に戻る力を持っていますし
私は、その手助けをするのが大好きです。
コリがほぐれて、笑顔になる患者さんの笑顔を見ると、とても嬉しくなります。

さほどこってないけれども、予防的にいらしていただくも良し。
ガチガチに固まった酷い状態でいらしていただくも良し。
どんな方でも、喜んで治療いたします!!
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[ 2015年01月19日 18:32 ] カテゴリ:筋肉のコリ | TB(-) | CM(0)
プロフィール
さいたま市大宮区で
50年以上の実績と信頼を誇る
北田鍼灸院の三代目
北田智徳のブログです。

日記、施術内容等、様々な記事を
載せております。

当院の詳細については、
ホームページをぜひご覧下さい。

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Author:kitadasinkyuin
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