さいたま市大宮区で三代60年の北田鍼灸院のブログ

さいたま市大宮区で三代60年の信頼と実績を誇る「北田鍼灸院」の三代目、のブログです

おなかが「グー・・・」は「体の喜びの声」

鍼灸を施術していると
患者さんのおなかが

「グー・・・」

と、鳴ることがあります。

患者さんは、ちょっと恥ずかしがります。
しかし私はこれを

「体の喜びの声」

と、呼んでいます。

心身が緊張状態にあると
自律神経のうちの「交感神経」が、活発に働きます。

「闘争と逃走の神経」
と呼ばれ、心と体を興奮状態にさせます。
体を活発に働かせるために
筋肉に血流をガンガン送り込みます。
心拍数も上がります。
まさに「闘いに備える」のです。

その代わり、活発にならなくなる場所があります。
代表的なものが

「胃腸」

なのです。

胃腸の働きをストップさせて、その分のエネルギーと血流を
他にまわしているんですね。

しかし、考えてみてください。
闘いが、何時間も、何ヶ月も続いたら、どうなりますか?
心身は疲れ果ててしまうでしょう。
いくら筋肉に血流を送るといっても
筋肉だって、ずっと緊張して力が入ってるわけですから
そのうちカチコチに固まって、血管も圧迫されて
血流を送り込めなくなってしまいます。
心拍数だってずっと上がり続けたら
どこで下げていいのかわからなくなってしまいます。
(これが動悸につながります)
胃腸の動きが悪いままでであれば
食欲もなくなってしまうし、
無理にご飯を食べれば、胃が痛くなります。
ストレスで胃が痛くなるというのは、こういうことです。

実際、本当の闘いに接する兵士を研究した、以下のようなものがあります。
wikipediaからの抜粋です。

----------------------------------------------

どの程度の戦闘ストレスによって部隊に精神的損耗が生じるかを調べるために1944年ノルマンディーで連合国の兵士を対象に研究が行われた。スワンクとマーチャンドの報告によれば、継続的な戦闘ストレスに曝された部隊の戦闘効率性は一時的に上昇しながらもある時点を境に低下していくことが分かった。この過程は4つの期間に大別することが可能であり、

・第1期は兵士が戦闘に適応する期間で約10日間に及ぶ。
・第2期は戦闘効率性が最大限に発揮される期間で約20-30日間に及ぶ。
・第3期は兵士は過敏になり始めて戦闘効率性が低下し始める期間で約10日間に及ぶ。
・第4期は終末的な戦闘疲労を見せる期間で約10日間に及び、この段階において兵士は完全に無気力な状態となり、部隊は効率的に戦闘することが不可能となる。

----------------------------------------------

どうです?
細かい状況は違えど、なんか似てませんか?
実際に闘いに接してる立場じゃなくても
日常に重ねることができそうですよね。

がんばり続けられるのには、限度があるのです。

ちょっと話がそれてしまいました。

とにかく、長い緊張状態を経てヘトヘトに疲労した体というのは
胃腸の動きもスッカリ止まってしまっているのです。
交感神経が緊張しすぎて、自分の力では戻せなくなってしまっているんですね。

そこで、鍼灸で体の一番疲れている部分、コッている部分
痛みや辛さが出ている部分に
心地よい刺激を与えてあげます。

一番辛いところが緩むと
体がリラックスする力も、大きく働きます。

体を弛緩させ、リラックスさせる

副交感神経

が、とても活発に働くようになるのです。

副交感神経は、交感神経と対になる自律神経で
鎮静作用をつかさどります。
筋肉を弛緩させ、心拍数を下げます。
血流を胃腸に送り、働きを活発にさせます。
体全体がリラックスして、食欲が出たり、眠くなったりします。

ということは・・・

「グー・・・」

というのは、体が喜んでリラックスしているサイン。
まさに

「体の喜びの声」

に他ならないというわけです。

なので、もし皆さんも施術中におなかが鳴ったら

「あ、これは効いてるんだな、私の体が喜んでいるんだな」

と、思ってくださいね。


最後に大事なことなので、大きく書きますが(笑)

鍼は、体の奥の一番悪い部分を直接刺激出来るので
体をリラックスさせる力は、抜群です!!


ありがとうございました!!


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[ 2015年04月26日 08:00 ] カテゴリ:日記 | TB(-) | CM(0)

体と共に心もケアする治療家でありたい

精神的なストレスや緊張が長期にわたると
自律神経に悪影響を及ぼし
筋肉が緊張し、頚、肩、背中のコリを発症し。
酷くなると神経痛や自律神経失調症も出現します。

心の状態が、体に大きな影響を与えるというわけです。

逆のことも言えますよね。

精神的に良い状態であれば
自律神経や体の状態も、良い方向へ向かいやすくなるはずです。

鍼灸師は
体を施術し整えて、良い方向へ導きます。

それと同時に、精神的にも、
あ、良くなるんだ、治るんだ、良かったー!!と、
希望を持たせ、安心を与えられるような存在でありたい。

体の調子が良ければ、心も上向く。
心の調子が良ければ、体も上向く。

相乗効果で、慢性症状を改善し
もっと明るく楽しく健やかに過ごせるようになっていただきたい。

せっかく生きるなら
痛い、辛い、苦しいは
なるべく少ないほうがいいですものね。
[ 2015年04月22日 09:57 ] カテゴリ:日記 | TB(-) | CM(0)

「鍼灸院」と「鍼灸もできる治療院」の差

鍼灸治療が受けられる治療院は
「鍼灸院」の他にも
「鍼灸マッサージ治療院」
「鍼灸接骨院」
「鍼灸整体院」
「鍼灸マッサージ接骨院」
など、色々あります。

どこも同じような鍼灸施術が受けられるのか?
いえいえ、全く違います。
何が違うのでしょう?

まず、鍼灸施術を選ぶ患者さんとは


例えば、肩こりの人がいたとします。
どうしても耐えられなくなった時、どこで施術を受けるか。
まずは、整形外科か、接骨院へ行き
電気治療と少しのマッサージを受け、湿布をもらうでしょう。
保険が効いて、安いからです。

それでも治らなかったら
今度は、自費でなるべく安いところを選ぶと思います。
流行りの、60分2980円のリラクゼーションなどです。

それでも治らなかったら
今度は、ちゃんとした値段のマッサージに行くでしょう。
60分5~6000円くらい、経験豊富で、国家資格所有の治療院です。

それでも治らなかったら
鍼灸・・・
鍼って痛いんじゃない?
お灸って熱いんじゃない?
でも、この肩こり、どこで受けてもすぐに戻っちゃうし
どうしても耐えられない。
怖いけど、イヤだけど、仕方ない。
死ぬよりマシだ!!

というように、初めて鍼灸施術を受ける方は
イヤだけど、止むに止まれぬ事情で仕方なく来る方が、ほとんどです。
実際は、さほど痛くも熱くも無く
受けた方は拍子抜けするのですが
どうしてもマイナスのイメージがつきまといます。

つまり、鍼灸施術は初めての方にとっては
とてもハードルが高いのです。

「鍼灸もできる治療院」では「鍼灸以外の施術」がほとんど


上記のように、鍼灸施術はハードルがとても高い。
ということは
「鍼灸もできる治療院」では
「鍼灸以外の施術」が選ばれることがほとんどです。
当然ですね。
保険施術やマッサージで治れば
鍼灸施術はやらなくて済みますから。

私自身、以前は
「鍼灸マッサージ治療院」
で働いてました。
患者さんの比率は
マッサージと鍼灸は9対1くらいの割合でした。
もちろん、鍼灸が「1」です。
電気治療や温浴治療など
鍼灸以外の施術が多ければ多いほど
鍼灸施術の割合が減ります。
下手をすれば「0.3」くらいになるかもしれません。

つまり
「鍼灸もできる治療院」は、
「鍼灸院」に比べて
鍼灸施術の経験値が圧倒的に少ない
ということです。

経験、これはとても大事です。
知識は、勉強すれば得られます。
しかし、鍼灸を扱う指先の繊細な感覚は
経験を積み重ねなければ得られません。

扱う症状の軽重に圧倒的な差がある


「鍼灸もできる治療院」で
鍼灸施術をチョイスする数少ない方は、大抵は

「いつも電気治療で肩こりが良くなってるけど
今日は辛いから、ちょっと鍼もしてもらおうかな。」

という感じだと思います。
つまり
「いつも受けてる症状の延長」
ということです。

また私の例で恐縮ですが
以前の「鍼灸マッサージ治療院」では
鍼灸施術を受ける患者さんは、まさに上記のような感じでした。
それでも、ある程度の経験を積んだ、と思い
北田鍼灸院で施術を始めた当初は、とても驚きました。

自分の鍼灸が、全く通用しなかったのです。

「鍼灸院」は、鍼灸でしか治せない症状の重い患者さんを診る経験が圧倒的に多い


「鍼灸もできる治療院」では
電気治療やマッサージの延長
せいぜい、肩こり、腰痛などの、少し重い症状を
たまに施術する程度です。

しかし「鍼灸院」は
「鍼灸以外の施術」でも
「鍼灸もできる治療院の鍼灸施術」でも
満足できなかった患者さんが
本当の鍼灸施術を求めに来ます。
なので、とても症状が重いのです。

単なる肩こり、腰痛でも
症状の重さが圧倒的に違います。
そのうえ、自律神経失調症から難病まで、多岐にわたる患者さんが来ます。
なので、私が北田鍼灸院で働きはじめた当初は
「鍼灸もできる治療院の鍼灸施術」が全く通用せず
とても悔しい思いをしたのです。

それほどまでに、
「鍼灸院」と
「鍼灸もできる治療院」は
鍼灸施術の腕に、差があります。
それも、圧倒的に。
私が、身を持って感じたのですから、間違いありません。

症状が重く、難しい患者さんを、数多く診ることで
「勉強して得た知識でただ施術するだけの鍼灸」ではなく
患者さんそれぞれに合った適切な刺激で、本当に効かせる鍼灸を、
だんだんと施術できるようになるのです。

もしあなたが、おいしいラーメンを食べたいと思った時
ファミレスのラーメンを食べに行きますか?
それとも、スープと麺にとことんこだわったラーメン専門店に食べに行きますか?

そういうことです。
[ 2015年04月09日 19:15 ] カテゴリ:日記 | TB(-) | CM(0)
プロフィール
さいたま市大宮区で
50年以上の実績と信頼を誇る
北田鍼灸院の三代目
北田智徳のブログです。

日記、施術内容等、様々な記事を
載せております。

当院の詳細については、
ホームページをぜひご覧下さい。

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